きょうりゅう(2013年09月号)

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夏になると各地で恐竜展などが始まりますね。そんな夏の恐竜ブームに便乗して、今月は私も恐竜を選んでみました(笑)。

ギガノトサウルス 2012

今回、テーマが決まってからお店を見回してみると、あるわあるわ。恐竜関連商品の多さにびっくりです。この数からも、恐竜人気の高さは一目瞭然なのですが、正直、私はあまり恐竜に思い入れがなかったのです。そんな私がまず興味を持ったのが絵本「日本の恐竜」(ヒサ クニヒコ/ハッピーオウル社)です。当たり前のことなのかもしれませんが、日本でもこんなに恐竜の化石が見つかっているんだぁと。日本地図と照らし合わせて見られるのもおもしろい(地理は結構好き)。日本では福井県で多くの化石が発見されていて、勝山市に県立の恐竜博物館があるそうです。機会があれば行ってみたいです。

特に思い入れがないと言ったものの、4歳児クラスを担任していた時には、クラス内で「恐竜かるた」(黒川みつひろ/小峰書店)ブームがありました。読み札の頭文字が恐竜の頭文字と同じで、さらに恐竜の特徴が簡潔にわかるような読み札なので、文字がわからなくても恐竜を覚えれば取ることができます。44種類も恐竜の札が!でも、子どもはあっという間に覚えてしまいます。

恐竜は特に男の子に人気があると思われがちですが、意外に女子でも好きな子はいるんですね。周りに聞いてみたら、私の友人にも数人いました、恐竜女子!わからないことがまだまだあって、謎に包まれているところがロマンを感じさせるのしょう。発掘するということ自体に興味があれば、4Mの「発掘&組み立て」シリーズで疑似体験するのもいいかも。発掘した骨は組み立てて飾っておくこともできます。

私には、「ティラノサウルスは緑色!」とイメージがありましたが、恐竜の色はわからないのだそうですね。まだ研究途上で、学説がいろいろと変わっていくのも恐竜のおもしろさのひとつ。最新の研究を取り入れた新刊の恐竜絵本が「勇者のツノ」(黒川みつひろ/こぐま社)です。トリケラトプスは草食恐竜の中で唯一、ティラノサウルスに立ち向かったといわれているそうです。それも、化石からわかってしまうんですからすごいですよね。ティラノサウルスに毛が生えてたことや、ティラノサウルスのエリ飾りの模様も最新の学説を参考にしているそうですよ。必見です!そんなトリケラトプスのお父さんが活躍する絵本です。恐竜好きの作者だからこその物語がまた恐竜好きを増やしそう♪

小さい子向けの初めての恐竜絵本だったら、私はマットくんシリーズの「マットくんのきょうりゅうだ!」(ピーター・シス/BL出版)が好きです。マットくんがオモチャの恐竜とお風呂に入るとみるみるとそこは恐竜たちの世界に。横に広げられるパノラマページがまた見物ですよ。字のない絵本です。