お正月(2014年01月号)

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力士こま(小)

クリスマスもまだ過ぎていませんが、今回のテーマはお正月。最近はクリスマスの方が行事としてなんだか大掛かりですが、個人的には家族と過ごすお正月のゆったりとした時間やこの時期にやりたくなる伝承遊びも大好きです。

保育園では、クリスマスの準備は早くからやりますが、それが終わるとあっという間に冬休みに入ってしまい、お正月を楽しみに待つ時間があまりなかったように思います。

でも、年明けには新春会を楽しむ園も多いのでは。私の勤めていた保育園でも臼や杵を使ったお餅つき(つきたてのおもちは格別♪)や伝承遊びを年明けにみんなで楽しみました。

べーごま(大・丸)

そして、先生たちが伝承遊びの達人(?)になって、子どもたちに技を披露します。でも、最近は保育園に勤めて、初めて独楽を回せるようになったという若い先生も少なくありません。という私も、普通の投げコマは子どもの頃よく遊びましたが、べーゴマを回したのは、大人になってからです...。ベーゴマ回せるって、かっこいいと思いません?投げ方もですが、紐を上手く巻けるようになれるかも重要です。ベーゴマの紐の巻き方は、男巻き、女巻きとあり、結構難しいです。こういう遊びは、手先の器用さにもつながってきますよね。
コマのページもご覧ください。)

ポケットカイト

伝承遊びのなかでも、私はコマ回しと竹馬、凧揚げが好きでした。広い青空に自分の凧が泳ぐ姿を見るのはとっても気持ちがいいし、糸がシュルシュルっと空に吸い込まれて行くようで面白かったことをよく覚えています。今では凧揚げを自由にできるところを探すのも大変かもしれませんが、田舎育ちの私は冬のだだっ広い田んぼで自分も木枯らしに飛ばされそうになりながら凧揚げをしていました。そうやって子どもの頃に遊んで習得した技は手や身体が覚えているのか、大人になっても変わらずに出来るのがうれしいです。出来ない大人の方も、今からでも遅くはない!です。この冬はお子さんと一緒にコマ回しやけん玉に挑戦してみては?子どもは、あっという間にコツをつかんでしまうので、大人はかげでコソッと練習する必要があるかもしれませんが(笑)。

それから、お正月といえば忘れちゃいけないのがおせち料理。でも、これは子どもにとっては苦手なものも多いです。「おばあちゃんのおせち」(野村たかあき)の絵本のように子どもと一緒にで作ってみたり、料理一つ一つの意味(こぶまきは「よろこぶ」、くりきんとんは、色から「金運」など)を調べてみたりするとより身近に感じるきっかけになるかもしれません。昔からいろんな思いを込めて作られてきた日本のおせち料理、地域性もありそうですよね。お正月には少し手間をかけて、作って味わうのもいいのではないでしょうか。

来年は午(うま)年ですね。私の頭はクリスマスをとばし、すっかり年末。そろそろ、年賀状のことも考えはじめないと...です。