手芸の絵本で記憶に新しいのは「今日はマラカスの日」の続編の「フワフワさんはけいとやさん」。クネクネさんには衝(笑)撃を受けましたが、フワフワさんは名前の通りほんわかさせてくれ応援したくなる可愛さがあります。
この冬は私がハマったのはトランスパレントです。「トランスパレントの時間」という新しいテキストが出て、今までと違う星の形や工作を楽しみました。余った紙で工作しても素敵なものができることがわかりましたよ。しかし、複雑な折りの16の星を作ろうと思うと、なかなか根気がいります。余談ですが、私は、親知らずを抜いた時に気を紛らわそうと、折っていたらあっという間に出来て一石二鳥でした。何も考えたくない時に難しいものに挑戦するといいかもしれませんよ(笑)。
また、冬になると保育園でも、指編みやリリアンなどの手芸をするところも多いのではないでしょうか。私が今まで働いていた園は年長さんがよく指編みをしていました。ミルクの缶に割り箸を付けて、大きな手作りリリアンを作ってあげていた先生もいました。
子どもと一緒に手芸を楽しみたいけど、針を使わせるにはまだ不安があるし、簡単な物ってどんなものがあるのだろうと悩んだら、「こどものしゅげい」がおすすめです。針や編み棒がなくてもできものが紹介されていて、指編みの仕方も手作りリリアンも図付きでわかりやすく解説してくれています。ブローチや髪留めなどのかわいいものもあるので、小学生くらいの女の子にプレゼントしても喜ばれそう。
保育園でも本物の針を使ってぞうきんを縫う経験をさせようと取り組んでいるところもあります。本物の針を使う前の練習には「ステッチカード」。プラスチックの針を使って厚紙の台紙に刺繍糸で絵を描くように模様を縫っていきます。初めてで細かい穴に模様を描くのは難しいという時には、予め図案のイラストが印刷してある台紙もあります。また、無地の物なら、切って縫い合わせて立体の物も作れます。
「伝承あそび&おしゃれ手工芸」は指編みの他、ビニールひもぞうりや紙ひも編みかごなど小学生高学年向き。難しそうだけど、作ってみたいなぁと思わせる物がいろいろあります。私も子どもの頃にやったべっこう飴作り。これを「科学の眼」からみちゃうところがおもしろい。著者は元小学校教諭で仮説実験授業研究会の会員というのも納得。姉妹本で「不思議おもちゃ工作」もあります。
まだまだ寒い日が続きますね。私は、寒いのがと?っても苦手です。冬眠とまではいきませんが、「寒いからお家にいたいなぁ...。」と思う事もしばしば。こんな季節にお部屋でぬくぬくしていると製作意欲が湧いてきませんか?